鈑金・塗装

鈑金修理とは

自動車の板金とは、事故などで変形してしまったボディを元通りに直す修理全般を指します。
また、車の板金作業には、ボディの修復という意味で、壊れてしまったパーツやパネルの交換も含まれます。そのほか、板金作業後に色も塗りなおすので、塗装作業も含めて『板金塗装』とまとめていうこともあります。

どうやって車を治す?

車の修理といっても、小さな傷から大きな事故による傷まで多くのケースがあり、修理方法は場合によって様々です。このページでは①小さな傷②事故による大きな傷の2つのケースについて修理の流れをご紹介いたします。

小さな擦り傷修理

画像のような小さな傷は主にパテ処理と塗装で対応します。

今回の場合は2~3日、3万円前後での修理が可能です。

事故による大きな傷の修理

このような場合は交換をする部品と修理をする部品を決定し、鈑金修理・部品発注の作業を進めます。
また損傷の具合によって足回りの点検も併せて行います。

車の骨格となるフレームに歪みが出てしまった場合には、フレーム修正機を使用します。

フレーム修正機では、職人の感覚のみに頼らず、レポートデータを参照しながらの正確な修理が可能です。

保険修理と自費修理

自損事故を起こしてしまった場合
・車両保険を使った保険修理
・実費で修理金額を負担する自費修理
の2つの方法での修理が考えられます。
保険を使った修理をするか、実費を支払う形で修理をするかを急いで決める必要はありません。
実際に修理にかかった金額を確認しながらお、車のお引き渡しまでにお支払い方法の決定をお願いしております。

車両保険を使用する場合は、翌年以降の保険料にも影響が生じます。
お客様の状況に合わせた修理方法を提案いたします。

リサイクルパーツの使用

リサイクルパーツとは

リサイクルパーツとは、使用済みの自動車(廃車等)から再生利用可能なパーツを取り外し、洗浄・点検検査をしたもので、中古部品と呼ばれることもあります。
純正パーツと比べてリーズナブルなため、状態の良いリサイクルパーツを適切に使用することでお車の修理代を抑えることができます。

リサイクルパーツ活用例(ヘッドライト)

ヘッドライトは月日とともに黄ばみが出てきてしまいます。そのため片方のライトのみを新品のライトと交換すると、左右差が出てきてしまいます。
ライトの左右差を軽減するため、同車種のヘッドライトのリサイクルパーツ(左右セット)を取り寄せ、左右ともに交換します。
こうして左右のバランスを取ることが可能です。


また今回の場合は新品のヘッドライト1つ分以下の値段でリサイクルパーツ1セットを仕入れることができています。左右のヘッドライト両方を交換したことによるお客様の負担額はございません。

このようにリサイクルパーツは修理の価格を抑えるためだけではなく、お客様のお車をより美しく、より自然な形で仕上げることにも役立っています。